
妹兄相姦【フルマンガ】
妹兄相姦|d_583596| 「負けたら罰ゲームね」お兄ちゃんの軽い声に、私は小さく頷いた。気持ちいい顔をしたら負け――そんな馬鹿みたいな遊びに、本気で乗るほど暇じゃない。そう思っていた。でも、どこかで予感していた。お兄ちゃんとなら、どこまででも崩れてしまいそうだって。最初は我慢していられた。くすぐったくて、こそばゆくて、でも可笑しくて。だけど触れるたびに、声が喉元でせき止められ、息が揺れる。「……あれ? 顔、赤いよ?」「……うるさい」たった一言が、あんなに掠れていたなんて、あとで気づいて恥ずかしくなる。平気なふりをするのが、こんなに苦しいなんて知らなかった。お兄ちゃんの目がじっと私を見ている。ただの遊びじゃない。試されている。何を、なんて聞かないで。自分でもわからないから。「……もう、やめようか」そう言えば、逃げられる。でも、逃げたくなかった。心が痺れる。呼吸が浅くなる。唇を噛んで、なんとか堪える。お兄ちゃんが何かを言おうとした瞬間、私は小さく笑った。「……まだ、勝ってるから」強がりだった。でも、せめて最後まで、この‘遊び’を終わらせたくなかった。崩れてしまえば、もう戻れない気がしたから。